高出力カーチャージャーの選び方│車でモバイルノートPCを充電

こんな人におすすめ

車でモバイルPC（MacBookなど)の充電をしたい
今使っているシガーソケットではモバイルPCの充電ができない
おすすめの車用の高出力の充電器を知りたい

近年、MacBookをはじめとする軽量なPCや、LTE搭載のHPspectreX360が続々と発売される中で、車内でPCを作業する方も増えてきたと思います。PCをUSB Type-Cをつかって充電したいけど、今まで使っていたカーチャージャーでは、PCが充電できない。急速充電にも規格がいっぱいあって、正直どれを選べばいいかわからないとお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事で伝えたいことは

車用PC充電器（カーチャージャー）の選び方
カーチャージャ―・ケーブルを選ぶ時の注意点
モバイルPC用おすすめのカーチャージャー

筆者は、最近モバイルノートPC（HPspectreX360)を購入して、車用の充電器を家電量販店に充電器を探しに行った結果、規格が多くてさっぱりわからなかった上、店員さんにPC用は置いてないと言われて帰ってきました。ネットで購入するために真剣に調べたので、参考にしていただければと思います。

車用PC充電器（カーチャージャー）の選び方

何を選べばいいの？

SB Type-Cで充電できるモバイルノートPCを車で充電する為には、USB PD（USB Power Delivery）対応のカーチャージャーを選びましょう。

急速充電の規格は様々ありますが、モバイルノートPCは30w,45Wや60Wと、かなり電力を必要とするので、USB PDに対応していないものを選ぶと、充電が追い付かない、あるいは、電力が小さすぎて充電が開始されない場合があるので注意。ネットで検索してみたところUSB PDのカーチャージャーは日本国内で販売されているものはPDのポート単体45Wのものが最大で、出力の大きな60Wのものは、海外の販売サイトにしかありませんでした。（2020年2月現在）
USB PDの規格上は100Wまで給電が可能ですが、そこまで大きな出力のカーチャージャーはないみたいですね。

USB PD（USB Power Delivery）とは「USBでの電力供給に関する規格」で、専用のAC電源が必要ないことから最近のモバイルノートPCの充電はこの規格が使われていることが多い。
USB PDの利点は充電スピードが速いこと、スマートフォンやタブレットの充電にも使えて互換性が高いことがあげられる。

モバイルノートPCやタブレットがどの程度の電力が必要なの？

ここで困ることは、自分のデバイスがそもそも何W対応なのかや何W以下なら充電できないという情報が公開されていなかったり、仕様にも書かれていないデバイスが多いこと。わからない場合、USB PDアダプタは「大は小を兼ねる」ので高出力なものを選んでおくと使いまわしもできて便利です。

USB PDアダプタは「5V/9V/15V/20V」に最大5Aの電流を掛け合わせることで、デバイスに合わせて電力で給電します。
電圧と電流の組み合わせから複数のパターンで給電します。低い電圧にも対応することが必須要件なので、なるべく高出力なUSB PDアダプタを購入しておいたほうが、さまざまなデバイスへの充電に使い回せて重宝します。

乗っている車が12V車か24V車かを確認

乗っている車についているバッテリーの話なんですが、12V車と24V車があります。
最近の車用充電器は12V/24Vの両方に対応している製品もありますが、確認しておいたほうがいいと思います。
国産車の乗用車の場合は12V車、トラックは24V車であることが多いです。
トラック専用の24V対応製品は使用できませんので、商品を購入する際には注意。

カーチャージャー・ケーブルを選ぶ時の注意点

カーチャージャーの注意点

複数ポートがある場合、すべての出力（W）を合計する形で表示されている場合が多いので、モバイルノートPCを充電するには小さすぎることがあるので注意。
モバイルノートPCを充電するには高出力なポートが必要になることが多いので、USB PDポートの出力を確認しましょう。

例えば【60W急速充電カーチャージャー】という見出しの商品が販売されているものがありますが、USB PDポートの出力が小さい場合があります。
USB PDは33Wであるにもかかわらず、ほかのUSBポートが27Wの電力を供給できるために、60wが最大出力と記載しているわけです。
60W = USB PD 33W + その他27W ということは、モバイルノートPCの充電のための出力は33Wとなってしまうわけです。これはで小さすぎる場合があります。
また、高額なデバイスを充電することになります。通常、自動車での充電はデバイスにとって理想的な環境ではありませんので、実際に購入する前に、万一、PCが故障した場合の取り扱いや、メーカー公式でお使いのPCが対象機種かをご必ず確認ください。

ケーブルをの注意点

USB PD非対応のケーブルの場合、モバイルノートPC（USB PD対応）への充電することができません
USB PD に対応しているUSB Type-Cケーブルを選びましょう。
USB Type-Cは、安いものから高額なものまでありますが、なんでもいいわけではありません。
USB PDケーブルにも3Aと5Aの2種類があります。

「5V/9V/15V/20V」という4段階の電圧を基本に、最大5Aの電流を掛け合わせることで、最大100Wの電力供給を実現している。
USB PDケーブルには3Aと5Aの2種類のものがあり、3Aのケーブルの場合20V×3A=最大60Wの出力となるため、規格上の最大出力100Wは出せません。
2020年2月現在では、ポート単体出力が60Wを超えるカーチャージャーが見つからないので、USB PD対応の3Aのものでも対応できますが、
価格もそこまで大きく変わらないので、5Aのケーブルを買っておけば、出力が大きなカーチャージャーが出た時にも同じケーブルで対応できるかとおもいます。

おすすめのモバイルノートPC充電用のカーチャージャーとケーブル

筆者は、モバイルノートHPSpectreX360とスマホGoogolePixel4を使用しております。
モバイルノートPC(PD対応）を１台＋スマホも１台充電できるぐらいの想定での厳選おすすめを紹介します。
このようなシチュエーションで選ぶにあたってのポイントは下記になります。

ここがポイント

・USB Type-Cポート（PD）ポートがあること
・PD ポートの単体の出力が大きいこと
・PD対応のケーブルを使うこと